植え替え時期
春、桜(ソメイヨシノ)の咲く頃に植替えを行って下さい。3月中旬から5月下旬までが植え替えの期間ですが、早過ぎると凍害の恐れが有りますし、遅過ぎると芽が成長し植えにくくなります。
大事な頂芽(先端の芽)を傷めないように気をつけて行って下さい。
植え替え方法
蓮根は鉢の底に有り泥を少し落とすと株分けやすくなります。
太く良く育った蓮根を選び種蓮根にして下さい。
先端から2節半で株分けします。
最低一株に新芽を3ヶ以上付けて株分けする事をお勧めします。
出来る限り大きな容器に植えて下さい。
大きければ大きい程良く育ち花数も多く花の形・色も良くなります。
細い蓮根も芽の付いている物は全て植えてみて下さい。大きい株にはかないませんが、捨てるにはもったいないです。
KARENでは、様々な試験を行い、蓮の成長や植え付け・植え替えの作業効率を高めた「KAREN 華蓮の用土」を、2015年春より採用いたしました。
この「KAREN 華蓮の用土」に「KAREN 華蓮の肥料」を適量混同して植え替えを行います。
種蓮根の堀り上げ
1.昨年植えつけた鉢 | 2.鉢をひっくり返す | 3.芽を折らないように少しずつ株分け |
4.分けた種蓮根の剪定 | 5.株の形や繋がりを確認して1つ目を株分け | 6.同様に2つ目を株分け |
7.株分けした種蓮根 | 8.さらに2つに株分け (頂芽を入れて3つ芽がついていればOK) |
9.種蓮根たち |
- 植え付け前の種蓮根の販売は、1番初めに株分けしたサイズでの販売です。
- 鉢の大きさに合わせて、ご自身でさらに株分けして植え付けてください。
植えるときの鉢とのバランスも大切です。 - 小さい鉢に大きい株を植えると、花の咲きが悪くなります。咲かないこともあります。
ご注意ください。
植え付け
当園では植え替え時に元肥は一切使いません。
浮葉が出て立ち葉が4から5枚程度で施肥を開始いたします。それまではレンコンに蓄えた養分で成長させます。
元肥は適量使えば良いですがついつい多くなりがちです。それが原因で芽を痛める事があります。
1.計量カップで用土を計り、床土として使用(約15cm~20cm:鉢の1/3位) | 2.種蓮根を頂芽が少し下を向くように置く |
3.上から覆土を少しずつかける(種蓮根が隠れる位) | 4.鉢を定位置へ置き、水を足す |
- 粒状の土ですが、もともと粘土質ですので水を足して練ると粒も解けて泥状にまとまります。
- 使い勝手の良い土です。せひ使ってみてください。
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肥料管理
気温・水温とも上がって立ち葉が出始めたら、「KAREN 華蓮の肥料」または、化成肥料(8−8−8)を10号鉢(満水時18ℓ)で5g〜10gを2週間おきに施します。
窒素分多い肥料は向きませんリン酸・カリの多いもの、とりわけリン酸の多い山形と言われる肥料を使いましょう。
リン酸は固定化しやすく吸収されにくい成分ですが花を付きやすくする働きが有ります。
立ち葉が枯れるまで施肥して下さい。来年の種蓮根の生育を助けます。
水管理
植え付けからは浅水で水深15㎝〜20㎝程で(水温を上げやすくする為)、立ち葉が出始めましたら満水にしてください。水換えは基本的に必要有りません水やりは朝の水温の低いうちに与えます。
日照管理
花ハスは太陽が大好きです。1日6~8時間以上の日照が必要です。風あたりの強い所は背が高い分苦手です、葉が傷んだり蕾が咲かずに枯れたり良い影響を与えません。